Hidari Zingaro
Kasing Lung個展「THIS IS WHAT IT FEELS LIKE」
この度Hidari Zingaroでは、2月21日(金)〜3月10日(火)の間、
ベルギーを拠点に活動するアーティスト、カシン・ローンによる個展「 THIS IS WHAT IT FEELS LIKE 」を開催致します。
カシンは子供向けの本のイラストレーターで、ベルギー在住。
2011年に、中国語の絵本とコレクティブル・フィギュアのシリーズをリリースすべくHow2workとコラボレートを開始。
初めての絵本となる『My Little Planet』は中国語で、2013年に台湾で出版されました。
2014年には出版社De Eenhoornの誘いを受け、著名な作家ブリジット・ミンネとのコラボレーションで子供向け絵本『Lizzy Wil Danssen(リジーはダンスがしたい)』をベルギーにて刊行。
マーケットの反応は上々で、異なる言語の翻訳版がヨーロッパとアジアの国々で販売されています。
妖精の存在を信じるカシンですが、その根底には、ヨーロッパの民話や文学において何世紀もの間ポピュラーなテーマであり続け、ヨーロッパの文化的価値観の中核を担うとみなされている北欧の神話や伝説があります。
それらと共に育った自らの生い立ちと、妖精のような不思議な存在を信じる気持ちをもとに、
2015年からは「the Monsters」シリーズの中国語の物語を『THE PUCA STORY』、『PATO AND THE GIRL』、『MIRO’S REQUIEM』というタイトルで制作。
ビニールフィギュア「The Monsters」シリーズは2015年にHow2workが初めてローンチしましたが、
可愛らしいキャラクターの「Labubu(ラブブ)」は絶大なる人気を博し、これまでに300を超える色と形、サイズの商品がリリースされています。
2016年以降、カシンはペインティングとドローイングにより一層集中しており、好きなテーマをアートの世界で表現することを楽しんでいます。
日本初となるカシンの個展ですが、彼が持つファンタジーの世界を垣間見れる貴重な機会であると同時に、中野ブロードウェイという象徴的な場所で行われる展示会となりますので、是非お越しください。
- 作家から本展に寄せて
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オランダでアートを勉強していた頃、アートカレッジが毎月発行していた出版物があって、それには学生みんなの作品が掲載されてたんですけど、
一番人気だったのが「THIS IS WHAT IT FEELS LIKE」っていうコーナーで、学生たちが制作したグラフィティがテーマでした。
みんなこのコーナーのために、空いた時間に画を描くのを楽しんでました。2020年2月に東京で開催される個展のタイトルは、「THIS IS WHAT IT FEELS LIKE」にします。
僕の大好きなテーマであるモンスターやアニメ、宇宙を表現するつもりです。
- 会期
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2020年2月21日(金) – 3月10日(火)
12:00-19:00
※レセプション 2月21日(金)18:00~予定
※水曜定休