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  • 2月15日(月)10時より、
    KYNEさんの版画をTonari no Zingaro店頭にて販売します。

2021.02.11

2月15日(月)10時より、
KYNEさんの版画をTonari no Zingaro店頭にて販売します。





今回で第4回目となる、KYNEさんの版画作品販売のお知らせです。
2020年11月から始まり、2021年4月にKaikai Kiki Gallery(東京)にて行われる個展での販売まで全6回を予定しております。
で…。早速関係のない話なんですけれども…。
ココ数日、平山郁夫、東山魁夷などの贋作を関西の方の業者が刷って、サインなどを捏造して、それをデパートとかで売っていたという事件が話題になっております。


(出典:日テレNEWS・NHK7NEWS・ANNNEWS)

自分が大学生だった頃の、バブル期のアートマーケットの狂騒を思い出します。
デパートの外商さんの無責任販売。贋作売っても、担当外れたらうやむやになってしまってたあの頃のグダグダをまだやってんだ…と、トホホな気分。

日本ではアートそのものへ不信が強く、その流れでギャラリーもその不信の対象で、マンガだと、『ギャラリーフェイク』って、もうその名の通りのタイトルのマンガが象徴的ですけど(細野不二彦 作、僕のことを、オタクの搾取と揶揄されて描かれていたのは、22巻の第4話でした。)今回の事件は、そんな日本の世間一般の、アートっていうのは、どこかいかがわしいものであるっていうことを助長させる事件で、そしてまたもや、デパートがその舞台である…という。
日本のアート界の体質、あんまし変わってません。そういう構造悪が、どーにもならないんだなぁということで、僕は自分のギャラリーやマネジメントの会社を作ったのですが、こうして大事件になると、アートの信用が又々落ちてしまって本当に困りますね。

KYNEさんの版画作品に関しては、KYNEさん作家さん御本人、ギャラリーターゲット、作家のマネジメントをしているロカス、そして、カイカイキキの版画制作部とカイカイキキギャラリーの総体で、そういった責任とブランドを担保しているので、間違いないと言い切れる、まさに「お墨つき」のレイヤーのミルフィーユ構造の、信用第一のアートエディション作品です。贋作騒ぎと混濁して、悪評価で惑わされるような事が無いといいなぁ、切に願うばかりです。

繰り返しになりますが、KYNEさんの版画作品のプロジェクトですが、全て我々カイカイキキの工房で刷っており、



枚数(エディション数)もしっかりと管理して、作品そのもののクオリティも僕自身が全て確認、そして采配し、アーティスト御本人にクオリティの確認を取り、そして1枚1枚サインをして頂くというプロセスを取っていますので御安心下さい。

この度も抽選後に店頭販売となります。
皆さま、ぜひご応募ください。

村上隆


【Introduction】
11月15日より、KYNEさんの版画をTonari no Zingaroで販売します。(Webにて抽選予約販売とします。)
これはKYNEさんとGallery TARGETと我々Kaikai Kikiとの共同事業で、来年の春にKYNEさんの個展をKaikai Kiki Galleryでやるまでのストーリーラインとしてリリースすることにしました。
KYNEさんは、2006年から登場した肖像画を中心とした作家です。
一見するとJulian Opieや江口寿史さんの作風に似ておりますが、そのコンセプトの裏付けとしては、彼が学んできた日本画の線描、それと福岡という彼の出生の地におけるヤンキー文化、そしてそのヤンキー文化との親和性におけるグラフィティーの世界観、又、プライベートな立場での憧憬と、公的な立場でも拒絶など、複雑な想いが作品に封じ込められています。
彼のアート界での事件は、2019年のアートフェア東京で、Gallery TARGETにて展示した時に、コレクターの皆が開場とともに脱兎の如く走って行って、即完売となったニュースでした。
Gallery TARGETは作品を販売する際に数年間の転売を禁止する縛りの契約をつけており、中々セカンダリーマーケットに本画(本物のペインティングの意味)が出てることがありません。なのでその分版画が急騰してしまい、今版画マーケットでは売値が10〜20万円台だったのが、200〜300万円台にまでなっています。
それは、Gallery TARGETやKYNEさんにおいてもそれほど愉快なことではないとのこと。そこに僕らも関わることで、膨らみきったニーズ、渇ききった喉を潤わせるために、版画を供給してみて、マーケットの安定化、正常化への導線引きをし、且つ本画の価値の意味を問う、ということをやろうとしています。
2020年11月から2021年4月まで、毎月3種ずつリリースして行き、そして、4月にKaikai Kiki Galleryで本画の個展を行うという。このストーリーラインの構築に、御期待下さい。

村上隆


【KYNE】

2006年頃から地元福岡にて活動をスタート。
80年代のカルチャーからインスパイアされた
独自のアートで注目を集める。
最近では、福岡市美術館に巨大な壁画ペインティングが展示される。
国内外から熱視線を浴びる現代アートシーンの重要アーティスト。

【個展】
2020「KYNE TOKYO 2」SAI(東京)
2017「KYNE FUKUOKA」KIYONAGA&CO.(福岡)
2017「KYNE TOKYO」GALLERY TARGET(東京)

【グループ展】
2019 「VERDY HARAJUKU DAY KYNE×VERDY」GALLERY TARGET(東京)
2017 「STAY GOLD​ MEGURU YAMAGUCHI × KYNE」UNION SODA(福岡)

【アートフェア】
2020「現代美術アートフェア 台北當代(タイペイダンダイ)」(台北)
2019「Art Fair Tokyo 2019」国際フォーラム(東京)
2018「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2018」ホテルオークラ(福岡)

【Official WEB Site】
【Instagram】


「事前申込・抽選制」「日時指定の完全入れ替え制」とし、身分証明書のご提示を
お願いさせて頂きます。以下のフォームより、詳細をご確認の上、お申し込み下さい。

【抽選申込フォーム】

※3密回避やソーシャルディスタンスへの配慮として、ご当選されたお客様は、以下の注意事項をよくお読みになられた上でご来店くださいますようお願いいたします。
・入店時に非接触式の検温 (37.5°C以上の方はご入店いただけません)
 また、発熱がなくとも咳などの症状がある場合はご入店いただけません。
・お客様、スタッフ共にマスクの着用 (非着用の場合はご入店いただけません)
・ソーシャルディスタンスの確保 (スタッフの指示に従ってください)
・キャッシュトレイでの現金、カードの受け渡し
・店舗前での座り込みや、集会の禁止

【販売日】
2021年2月15日(月)10:00〜

【作品詳細】
・Untitled:J
・Untitled:K
・Untitled:L

【販売に関する注意事項】
(1)ご購入は、店頭のみとさせて頂いております。
お電話やメール等でのお取り置き・ご予約は承っておりません。
(2)作品の梱包は、1枚ずつ状態を確認・記録のうえ丁寧におこなっておりますが、
お持ち帰りのための簡易な方法となっております。郵送・配送や保管には適しておりません。
お引き渡し後の折れ、色あせ、凹み、シミ、破れ、その他の毀損・滅失は保証いたしませんので、お取り扱いには十分ご注意ください。
(3)購入可能枚数は、お一人様各種1枚までとさせていただきます。
(4)お支払方法は、現金またはクレジットカード決済のみとさせて頂いております。
ご購入後のお客様都合による返金、また返品、返還、お取替え等は対応いたしません。
(5)お会計につきましてはご本人様のみになり、グループでのお支払いは対応しておりません。
(6)マナー違反行為が多発した場合、即時販売を中止致しますので、御了承ください。
(7)会場内外に関わらず、金品の受け渡し、キャッチ行為が見受けられた際、販売をお断りさせて頂きます。
(8)スタッフの指示に応じて頂けない場合、商品の販売をお断りさせて頂くことがございます。
(9)作品に関するお電話での問い合わせは一切承っておりません。お問い合わせはすべて下記インフォメールまでご連絡ください。
info@hidari-zingaro.jp
※上記メールアドレス以外でのご連絡には回答致しかねます。