Tonari no Otakaraにて「村上隆 アートブックの世界」を開催します。

村上隆の著作というと『芸術起業論』を思い浮かべる方が多いと思いますが、村上には多くのアートブックがあります。
その多くは美術館展覧会のカタログとして作られたものですが、
アメリカからフランス、ロシアからカタール、ノルウエー、韓国まで、
世界中で開催された個展アートブックは20冊を超える数です。
一流の美術館でキュレーターや編集者とタッグを組んで作り上げる展覧会カタログは、
そのまま村上の作家としてのいろいろな側面を万華鏡のように映し出し、
同時に、現代美術のワクワクするコンセプトブックにもなっています。
村上は自らが日本人作家をキュレーションした『スーパーフラット』で世界のアートシーンの最前線に飛び出し、
続く『リトルボーイ:爆発する日本のサブカルチャー・アート』では、
アメリカによって広島に落とされた原爆のコードネームを冠した展覧会とカタログで、
全米批評家連盟の最優秀テーマ展覧会賞を受賞しました。
これらは自作品を直接的に紹介した本ではありませんが、
極東の島国である日本の文化や美意識を敗戦を起点に読み解き、
西洋における日本文化のバイブルとなりました。
そして、村上自身の個展のカタログもまた、作家の歴史観と批評的な視点に満ちています。
「可愛い」「オタク」などの単純なキーワードで語られることが多い村上が、
なぜ現代美術の世界の第一線を30年以上にわたり走り続けているのか、
アートブックの奥深い世界はその秘密も垣間見せてくれるようです。
Tonari no Zingaroでは、そんな村上のアートブックを一堂に集めました。
点数が多いこと、また、世界中の美術館がそれぞれの流通方法で出していることもあり、アートブックショップでも全種類が揃うことはありません。
今回は、世界で初めて、村上のアートブックのすべてをご覧頂けます。
場所は隣接したTonari no Otakaraです。
一部ですが、お求めいただける本もございます。
ぜひこの機会に、村上のアートブックという森で、アートの凄さと楽しさにひたってみてください。
また、村上の手による絵本もご紹介しています。
プロデューサー 笠原ちあき


村上隆 アートブックの世界
2026年5月7日(木)〜5月31日(日)
12:00–18:00
定休日:月・火・水
会場:Tonari no Otakara antique hunteniter
〒164-0001 東京都中野区中野5丁目52−15
中野ブロードウェイ4F