DABSMYLA個展「COSMIC DREAMS」

2021年11月26日(金) - 2021年12月16日(木)

2021年11月26日より、Hidari ZingaroではDABSMYLAによるカイカイキキ初の個展「COSMIC DREAMS」を開催いたします。

DABSMYLAは、LAを拠点に夫婦で活動する二人組のビジュアルアーティストです。10年以上もの期間を共に制作を続けてきたDABSMYLAは、互いに共通の制作のフレームワークを共有し、カラフルでくっきりとしたモチーフが生み出す風景が特徴的な唯一無二の作品を作り続けています。

本展はDABSMYLAが2021年に制作した新作に焦点を当てた展覧会となります。遊び心のあるユーモラスなオリジナルキャラクターたちが鮮やかな色彩で緻密に描かれ、筆の痕跡を感じさせないシームレスな表面が目を引きます。作家の世界観を、その独自のスタイルで存分にご堪能いただける作品群となっております。

本展に参加するために、作家自身もLAからはるばる来日しております。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

“作家からのメッセージ”

日々の生活においても、制作においても、私たちはより高次の宇宙意識を志向して、精進しています。世界の見方や、世界とのつながりをさらに広げるための新しい方法を見つけるということを大切に感じています。

今回の「COSMIC DREAMS」は、私たちがこの1年で精神的・肉体的、そして創造的に大きく前進した結果として生まれた作品群で構成されています。
皆様にも本展で、私たちが体感したのと同じくらいのインスピレーションを得ていただけることを願っています。

DABSMYLA

参考作品

DABSMYLA

オーストラリア出身で、夫婦で活動するビジュアルアーティストDABSMYLAは、互いに主題・構成感覚・色彩理論・遠近法からなる、共通のデザイン言語を有しています。10年以上もの共同制作によって強固にかためられた制作のフレームワークと、言語化すら必要のない暗黙のルールを共有するDABSMYLA。その制作のゴールは、アーティスト自身の経験に基づく、極めてユニークなストーリーを表現するということです。

DABSMYLAの作品において、そのパノラマ性は特に重要なポイントです。
ミクロな視点が、より広大な視野で表現され、マクロ/ミクロの視点が相互に接続されます。

カメラでズームアウトするとより広い視野を得られるのと同じように、ある一つのモチーフが実際にはより広大なモチーフを構成するミクロな要素の一つであるということを示唆します。

DABSMYLAの作品には、ランダムな部分や隙がありません。ダイヤモンド強盗のような精度と、テクニカラーの魅力をもって計画・実行されているのです。

DABSMYLAはペインティングやミクストメディア作品、彫刻に遊び心と雄大さを取り入れ、没入感のある環境をもって作品を強化しています。そういった環境は単なる装飾というわけではなく、他の全ての要素を引き立てる基盤として機能しています。

DABSMYLAの作品を極めてユニークなものにしているのは、その暖かさと、鑑賞者への共鳴/共感への積極性です。DABSMYLAは、視覚、肌触り、音などを通じて触覚的なテーマを探求し、現実と夢の風景の境界線を消失させます。