Hidari Zingaro

2023年1月14日(土) - 2023年1月20日(金)

AD SOLO EXHIBITION
「スイ」

2023年1月14日(土)よりHidari Zingaroでは、「GEISAI#21」で青島千穂賞を受賞された、ADによる個展「スイ」を開催いたします。

2022年8月21日に東京ビッグサイトで開催された「GEISAI#21」。
これまでに100名以上ものアーティストを生み出してきたアーティストインキュベーションイベンが、8年ぶりに復活する形での開催となった今回は、全207ブースが東京ビッグサイトの南1ホールに集いました。
当日は各アーティストのブースだけではなく、村上による記念NFTが配布されるなど、盛況のうちに閉幕いたしました。

2022年10月から2023年1月にかけて、次々と受賞者による個展を開催。
本展覧会は受賞者展の第五弾となっております。

GEISAI#21の審査員が見出した、若く新たな才能を是非ご期待下さい。


《GEISAI#21審査員 くらやえみのコメント》

第一印象ですごく好きだなと思って、それからもう一回ご本人にお話しを聞いて、なるべくドローイングの感じのまま再現したいというお話や最初ちょっと何かわからなかった立体の説明を聞いて、ますます良いなと思いました。



作家からのメッセージ

普段生活している時、夢から醒めないまま過ごしているような心地の時間がたくさんあります。

頭とか体全体とか手とかそれ以外の名も無い想像の感覚器官とかで実感を得ようとぐるぐる神経を巡らせて、思考があっちこっちにいって「それで、結局ここはどこだろう」と、毎度たどり着く架空のなんにも無い場所で、地平線を眺めながらよくぼう立ちしています。
現実を捉えようとしたはずが意識の深くに潜ってしまったような…

また、自分の奥底の静けさとは裏腹に、時分や環境で面白いほど揺れ動く感情を俯瞰して、わざとらしく楽しく、情けなさを誇張し、宝物のように大切にしたいとも思っています。

本展の作品はそういう自分の意識の中で流れている時間を投影しようとしています。
この制作活動がどれだけ正直にできているか、自分にわかるはずもないと自分の事ながら思いつつ、それでも…と、気をつけて作品を作りました。
表現 のテクスチャーについては、よければ会場でお話しさせて頂けたらと思います。

みなさんと展示会でお会いできるのを楽しみにしております。

最後に、このような機会を下さった村上隆さん、青島千穂さんはじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。

参考作品